エロゲにおけるメーカー買いについて

 早速表題を否定することになるが、私は基本的にメーカー買いというものをしない。メーカーで買うエロゲを決めることに意義を感じないからだ。

 そのゲームが面白いかどうかを決めるのは、シナリオライターにかかっていると私は思う。メーカーは作品の傾向をある程度決めるだけであって、全ての作品が同じ水準の面白さを保っているとは考えがたい。

 例えば、サガプラネッツが良い例だろう。「はつゆきさくら」が面白かったからといって、サガプラの別作品を買っても期待には応えられないだろう。「はつゆきさくらの面白さ」を求めるなら新島夕の作品を買えばいい。はつゆきさくらを作ったというだけでサガプラは良作メーカーだと判断するには早計である。その作品のお話を作ったのはサガプラネッツではない。新島夕だ。

 ただ、メーカーとしての個性が強い場合は別だとも思う。例えばSMEEは恋愛を主軸に据えたメーカーであり、ライターが違うからとてそこに対する期待を裏切られることはない。

 私は基本的にシナリオライターで買う作品を決める。私がゲームに求めるのは「面白いシナリオ」だからだ。メーカーで買う作品を決めることは殆どない。私がメーカー買いをするのは、そのメーカーに好きなライターが所属していて、そのメーカーの存続を応援している場合だけだ。

 脳死でメーカー買いをしている人は一度そこらへんを考えたほうがいいのでは?というだけのお話でした。